馬術の競技種目のルールを知る 総合馬術競技・エンデュランス競技編
こんにちは!
今回は前回に引き続き
馬術競技種目のルール
について話していこうと
思います!
【前回のおさらい】
馬術の競技は大きく分けて
・馬場馬術競技
・総合馬術競技
・エンデュランス競技
の四種類になります
そして今回ルールを
解説するのが
になります
【総合馬術競技】
総合馬術競技といわれると
何をやる競技何だろう?と
思いますよね
総合馬術競技とは
・馬場馬術競技(調教審査)
を三日間に分けて行い競う
競技となっています
この三種目はいずれも
同一人馬で行う必要があり
人馬共に気力と精神力が
問われる競技となっています
そしてこの三種目を行い
合計減点数が最も少なかった
人馬が入賞できます
馬場馬術競技は調教審査と呼ばれ
次の競技であるクロスカントリー競技に
出場できるほど調教が出来ているかを
審査するために行われます
この調教審査でこの人馬は
クロスカントリー競技に
出場させるのは危険だ
と判断された場合
次の競技の
クロスカントリー競技には
出場することが許されず
失権という扱いになります
また、審査基準はあくまで
調教審査なのでそこまで高く
設定されておらず一定の基準を
超えればクロスカントリー競技に
出場することが可能となります
クロスカントリー競技は
総合馬術競技のメイン種目と言え
山間などの
自然に近い環境のコースに
ボリュームのある障害を
設置しそれを飛越します
そして
クロスカントリー競技は
全長6km、飛越障害数は40
を超えます
また、
競技で求めらるスピードは
分速570mで時速に換算すると
時速約35㎞になります
コースにおいては
選択障害が設けられていることもあり
その障害に自信がないときに
少しレベルの低い障害を
飛越することができるが
時間のロスがあるため
慎重に選択する必要が
あります
ただし
選択障害を飛越することによる
直接的な減点はなく
使い方によっては
有利となる場合もあります
3つ目の障害飛越競技は
ルールは以前
説明したとおりですが
今回の場合は前日に
クロスカントリー競技という
ハードな運動をしているため
人馬共に疲労がたまっています
それに伴い
獣医師による
ホースインスペクション
が実施され
それに合格した人馬のみ
障害飛越競技に出場する
ことが許されます
総合馬術競技の
高さが130cⅿまでの障害が
10~13個設置されており
そのコースを走行します
※ホースインスペクション
とは馬のコンディションチェック
のことを指します
総合馬術競技は3日間に分けて
行う競技なので差が付きにくく
それにより減点数も
大きくなっています
クロスカントリー競技の
減点対象としては
・規定時間の超過は
1秒オーバーするごとに0.4点減点
・障害の拒否(反抗)
一度目の反抗で減点20点
同一障害の
二回目の反抗で減点40点
となり
巻き乗りも同一の減点数
となります
また、
・制限タイムの超過
・3回目の反抗
・3回目の巻き乗り
・落馬
・人馬転倒
はいずれも失権となるで
注意が必要です!
【エンデュランス競技】
エンデュランス競技とは
大自然の中を馬と共に
長距離、長時間移動する
競技になります
また、この競技は
山や川を超えて進む競技でもあり
基本的に天候に左右されない
競技でもあります
走行距離は
20~160kⅿもの長距離を
走行します
ルールとしては
・どの区間も20㎞以上40㎞未満
の距離で定めなければならない
・160㎞競技では最低5カ所獣医関門と
最終インスペクション地点を
設けなければならない
・競技開始前には縮尺1/5万以上の
地図を選手に提供しなければならない
・コースの10㎞ごとに選手が馬に
給水させなければならない
・選手はコースで馬を馬の曳馬
または馬の後を追って進むことができる
・毎回のスタートラインと
フィニッシュラインは馬に
騎乗して通過しなければならない
この競技は馬の体調面を
一番に考慮しており
タイムを競う競技でもありますが
走りきることが目的ともいえます
また、
人が馬から降りても失権しない
唯一の競技でもあり
馬との信頼関係が大切な
大切な競技といえます!
ただし、
馬の体調が悪くなった場合
失権となってしまいます
のできちんとした馬の体調管理
が必要ですね!
今回の解説は以上になります!
普段はあまり聞かない競技
の解説でしたが
ルールを知っていると
より一層馬術の面白さが
伝わったのではないでしょうか?
馬のことを知ることで
馬の世界はぐっと広がります!
勉強も練習も怠らず
頑張っていきましょう!